屋久島 一湊の家

屋久島北端の小さな町、一湊に建つ住宅です。 海、山、森、川、雨、風、空、光、静かな町、穏やかな人々、ここには都会や他のどの町とも異なる“気”が満ちています。 屋久島の香りを存分に感じることができる住まいをとのご家族の思い。 家の内部、外部ともに屋久島の杉や島内産材を使用することの可能性を最大限追求し、全ての部屋が光に満ち、風が通り、海と山と空に開かれた爽快な空間を実現することを目指しました。

杉の香り、木の表情、手触り、この家は杉に包まれた空間に満たされています。

居間には、ご家族が長い間育てて来られた杉の木が2本建ちます。ご家族のシンボルであると共に、屋久島をシンボライズするもの、との思いが込められています。

屋久島は資源循環型の「クリーンアイランド」を目指す試みが進んでいます。ご家族のご理解があり、太陽や風をこの家のエネルギーに利用することも実現しました。 そして屋久島は台風の通過が多いところです。激しい風雨にも毅然として建つ家の姿を考えました。

家具設計・製作 WILLIAM BROUWER WOODWORKS 屋久島

医療・高齢者施設の建築と未来