山中湖畔の別荘

山中湖畔の南の富士山に続く緩やかな傾斜地、木立の間から富士山が間近に望める森の中に建つ別荘です。

ご家族4人の週末住宅にお使いになりますが、将来はここに定住をお考えです。都会を離れて自然環境をゆったりと満喫できる家をご希望です。周囲の豊かな森の環境に調和する、木立に包まれる家のかたちを考えました。

家の内部は天然木と漆喰壁の自然素材を多用し、屋外の自然と調和する寛げる雰囲気の屋内を造りました。

山中湖畔は真冬には零下になる寒冷地です。深夜電力を利用する地中蓄熱暖房を1階床下に施設して冬は家全体に柔らかな暖かさを維持します。 補助暖房として別荘滞在を楽しめる薪ストーブをリビング吹抜けに配置、循環ファンを設けてストーブの暖気で2階も家中を暖め、冬も快適に過ごせる別荘です。

ご夫婦は茶の湯を楽しまれています。客間を兼ねて6畳の茶室を造りました。 京間畳、水屋を併設した本格的な茶室です。入り隅の障子を開けると森のモミジやヤマザクラを望む外に開放的な造りにしています。

医療・高齢者施設の建築と未来